新卒向け!採用の担当が教える現代の営業会社の本当のところ

Uncategorized

「営業職」という言葉の持つイメージは決してポジティブなものではなく、どちらかといえばネガティヴなイメージを持つ方も多いと思います。

私も新卒の採用面接などをしていて感じることなのですが、出来れば「営業職」ではなく「事務職」や「人事関係」のお仕事につきたいと考える新卒の方が多い印象です。

私としてはなるべく若いうちは営業職についていただいて一定の結果を出した後により自分が進みたい道に特化した業種に進んでもらう方がいいと思うのですが、そう考えていない方が大多数です。

さて、何故若い方が「営業職を選びたがらないのか。」ですが

・厳しいノルマがあり厳しい上司から日々追い込まれるから

・お客様に怒られ頭を下げ、遜(へりくだ)らないといけないから

・相手にとって必要のない商品を無理やり売り込まないといけないから

新卒の方からのお話を聞くと、言い方や表現の違いはあれど、主に上記の3点が理由になっているように思います。

結論から先に書きますが、上記のイメージは主に昭和後期から平成の終わり頃の古い頃の営業職の風景ですので、今はかなり変わってきています。

厳しいノルマがあり、厳しい上司から日々追い込まれる

例えば、厳しいノルマがあり厳しい上司から日々追い込まれる様な会社があったとして、今の時代そんな事をしていては人もすぐに辞めてしまいますし、SNSなどですぐに「やばい会社」として広まって人の補充もできなくなります。

それに、厳しくノルマ管理しても契約本数などそこまで変わるものではありませんので、やる意味もありません。その為そんな化石の様な文化を持つ会社はほとんどないと思っていただいて大丈夫です。

でも、そこまで極端じゃ無いけど結構厳しい会社はあるんじゃないの?

確かにある程度目標に厳しい会社はあるでしょうし、配属された上司の考えや性格によってもかなり変わってくるとは思います。

ただ、皆さんが心配するようなレベルで目標を追い込まれることは稀だと思います。

お客様に怒られ頭を下げ、遜(へりくだ)らないといけないから

これも営業職によくある勘違いとなっています。

毎日お客様に怒られるような事はありませんし、無理にお客様に遜る必要もありません。

勿論何かのミスをしてお客様に御迷惑をかけた場合は怒られるかもしれませんが、それは営業職に限らずどんな職種も一緒ですし、素直に謝るべき事です。

「無理にしつこく売り込む」という事をやれば相手を不快にさせ、結局それがきっかけで怒られるかもしれませんが、無理にしつこく売り込むという行為そのものが今の時代に合っていませんので、強引な営業そのものが必要ありません。(ここは後で後述します。)

そして、お客様に遜る必要においても皆無です。

営業が苦手な方ほど、お客様を神様扱いしがちですが、お客様と私たちは本来対等な立場であるべきです。お客様の求めているものを提供する代わりに対価をいただいていますので、そこに上下の関係はありません。勿論対等だと言ってもお客様相手にタメ口を使う事や礼節を欠いた対応は論外です。お互いをビジネスパートナーとして認め合える関係性を保つ事が大事だと思っています。

でも、こっちがいくら紳士的な対応をしても横柄な態度のお客様がいたらどうしたらいいの?

誤解を恐れずにいうと、私は「あ〜このお客様とは合わないな」と感じたり、不快な気持ちになるお客様の場合などは相手に商品を売り込む様な事はせずにさっさと話を切り上げるようにしています。

お客様に合わせる事も仕事かもしれませんが、どんなに頑張っても波長が合わないお客様はいますし、お客様も相性が悪い担当と契約を結びたいとは思わないでしょうから、割り切って次に行きましょう。

相手にとって必要のない商品を無理やり売り込まないといけないから

営業職が不人気な理由の中で最も意見が上がるのが、この理由だと感じます。

結論として、先に言っておきますが、「無理やり売り込む事などできません。」物理的に強制力を持って契約を結ばせる事などは勿論できませんし、する必要もありません。

商品を買うかどうか、契約を結ぶかどうかを決めるのはあくまでお客様です。私たちの仕事はあえて単純に言いますが「お客様のニーズを探り」、そして「提案すること。」それ以上でも以下でもありません。結果的にどうするかはお客様自身が決める事です。

売るのが仕事なのに、そんなの綺麗事じゃない?

いいえ、ここは大事な事なので明確に否定しておきたいのですが、「無理に売り込む=契約がたくさん取れる」ではありません。むしろ、そんな事をしても後日キャンセルが来たりクレームが来たりするだけで、何倍も手間がかかります。

繰り返しになりますが、私たちができるのは「お客様のニーズを探り」、そして「提案すること。」までです。あとは契約するかどうかはお客様に決めていただきます。その行動を如何に効率的に行うかどうかだけです。

まとめ

いかがだったでしょうか。営業会社で15年以上現場責任者をしているリアルな営業会社の事情を書いてみました。

事務職や人事系などの仕事を希望する方が多い時代ですが、そういった仕事はAIの発展により規模の縮小が危ぶまれています。

ただ、営業という仕事は人々がより良いサービスを求める限り存在し続ける業種になっていると思いますし、全ての業務に対して応用が効くスキルを数多く身につけることができる業種です。

営業職の会社を受けようと思っている、内定をもらっているけど不安。という方の参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました