最初の仕事に「営業職」を選ぶべき理由3選

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世の中にはいろんな仕事がありますが、私は最初の仕事には「営業職」をおすすめします。

僕は喋りが得意なわけではないし、押しが強いわけでもないから営業職は向いてないと思うな。経理とか人事とか裏方系がいいよ

営業職イコール話が得意でなければならないし、押しが強くないとやっていけない。と考えている方が多いのですが、実はそのイメージは遠く過去のものです。

昔(平成の中頃まで)の営業職は、「相手がYESというまで徹底的に営業トークで押し切る」というスタイルの会社が多かった為、ドラマなどでそういったイメージが定着してしまったと思いますが、今はそんなスタイルでやっている会社は絶滅したと考えていただいて良いと思います。皆さんもそんな営業スタイルで提案されたとしても、何も買わないですよね?

現在は営業職で安定して良い成績を出している方でも、話しが上手いわけではない方や明らかに押しが弱い方などいくらでもいます。勿論イメージ通りの話し上手で良い成績を出している方も同様にいらっしゃいます。

要するに、営業職というのは、話し上手であり押し上手でなければ成り立たないと考えている方が多いのですが、そうではないですよ。とお伝えしたいです。

むしろ多くの方が共感いただけると思うのですが、「むしろあまり押してこない営業担当の方が購入しやすい」とさえ感じる時代になっていると思います。

そういった理由でまずは営業職を昔のイメージに当てはめて、自分に合ってないと切り捨てるのは少し待ってください。今から「最初の仕事に営業職を選ぶべき理由3選」についてお話をさせていただきます。

①営業職はあらゆる業種において転用できるスキルが身につくから

営業=特別なもの。という漠然なイメージを持っていると思いますが、そうではありません。簡単に別のものに言い換えると「相手にYES(承諾)をもらう仕事」と言い換える事もできますし、「相手にわかりやすく物事を説明する仕事」とも言えると思います。

そうなると、みなさんも仕事以外でも普段からやっている事とあまり変わらないのではないでしょうか?

好きな異性を食事に誘いたい=任意の方に食事の誘いを承諾して欲しい時、相手に自分の主張を理解してほしいと感じるとき等、いくらでも日常において営業活動をしています。

例えば前者においては、「今度の日曜日暇?」と聞くのと、「びっくりするぐらい美味いパスタを出す店があるんだけど仕事の帰りに一緒に寄らない」と聞くのとでは成功確率が違うのではないでしょうか。

後者の場合、意見の違う相手に対して、「あなたのA案ではなく、私のB案の方がいい。なぜなら・・・」と話すよりも「AさんのA案は素晴らしいですね!ちなみにちょっと違う視点になるのですが、B案の内容についても説明させてください、それは・・・」と切り出すのとでは相手からの承諾を得る可能性が上がるような気がしませんか。

要するに営業職というのはクローズドな専門的なスキルではなく、仕事のあらゆる場面、そして仕事以外の日常においてでも転用可能なスキルが身につきます。

②自分の行動が数字で管理できる

営業職というのは如何に話すか?の文系のイメージがありますが、実は数値で管理をすることを求められる仕事です。

今日は何コールして、何アポ取れたのか。もしくは何件訪問したのか。などの管理のもと仕事をすることになるので、自分の頑張りを数値で正しく認識しやすいですし、上司からの評価も基本的に数値をもとにしたデジタルな評価になりやすいので、公平な評価を受けやすいです。

こういった事を書くと、数値で管理されるなんて、なんだか息苦しいなと感じるかもしれませんが、上司の評価や自己評価が数値以外のものが主軸になった場合のアナログ評価の方が悲惨です。なんとなく要領が良さそうな人の評価が結果を出しているはずの自分の評価よりも上回ったりする事が起こるので、できる限りは数値で正しく評価される方がいいとおもいます。

そして、この数値で自分を管理すること、管理される事になるべく若いうちに慣れておく事が大事です。なぜなら世の中の大体の事は数値で管理そして評価されているからです。

あなたは「食べログ」というサイトはご存知でしょうか。私はよく使うのですが、例えば恋人と飲食店を探して歩いていたとします。そこで同じイタリアンで同じような価格帯の店が並んでいたとします。A店は食べログ3.7でもう一方のB店は3.2だったとします。そんな時に多くの方はどっちの店に入るでしょうか。味なんて食べてみるまで分かりませんし、会った事もない素人が主観でつけた点数に本来は大きな意味はないはずです。ですがおそらくB店を選ぶ方はほとんど居ないのが実情です。

私たちは相手を評価する際には数値データを多いに参考にします。その癖ほとんどの方は自分の評価については数字以外の「頑張り」などに対して多くを評価してほしいと思ってしまうものです。そのギャップを早くに解消することができると成功に近づきやすいと言えます。

③転職に”超”有利だから

採用担当として多くの方と面接にてお話をする機会をいただきますが、やはり「前職では事務職を5年経験していました」という方や「企画やマーケティングを10年以上やっていました」という方に「営業での個人の失敗談や具体的な実績はどういったものがありますか?」という類の質問をした時に答えられない方が非常に多いです。

何も営業職で華々しい結果を残せというつもりはありませんし、営業職を経験してなければ転職に不利だとも思っていません。ただ、採用する立場としてお話をさせていただいた時に相手の方に営業経験があり、それに基づいた失敗談や成功体験を話せる方はみなさんが思っている以上に少ないというのは事実です。

私は過去2回転職していますが、2回とも営業経験に基づく過去の失敗及び成功の話を聞かれましたしやはりそこでの相手の方の受けは良かったです。私が採用する側として相手の方からその辺りの話がはっきり聞けるとそれだけで採用したいと思ってしまいます。そう言った意味で私は営業の経験は転職に非常にプラスに働くと確信しています。

最後に

最後に、なぜ後ではなく「最初」の仕事にするべきかという事をお話しさせていただきます。ビジネスマンにとっての20代はまさに成長期であるとともに、いろんな先輩や上司が親切に教えてくれるし何度失敗してもやり直しができるし、いろんな方が失敗をフォローしてくれます。

まさに無敵のボーナス期であると言えます。そんな大切な時期に営業職を選んでおくと色んな事に身につけたスキルを転用することができます。

資料の作り方、部下との付き合い方、取引先との接待等は正直20代で基本さえしっかりとできていれば30代や40代からでも十分学ぶことができますが、その順番が逆の場合非常に厳しいのではないかと思います。

もし仮にですが、35歳から初めての営業を頑張りますという方が部下として配属されてきた場合、平等に接したい気持ちはあるものの、やはり気を使ってしまう事で細かく教えづらいと感じてしまいます。結果若手に対してより多くの時間を使ってしまうことになりそうです。

いかがだったでしょうか。今回は営業という職種を最初に選ぶべき仕事にする理由について書かせていただきました。

営業職があらゆる業種の中でもトップクラスに汎用性が高い事がお分かりいただけたと思います。

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