世の中には、ビジネスでもプライベートでも何故か周りから好かれる人というのがいます。
今回はそういった方達がどんな事をやっているのかについて解説していきたいと思います。
この記事は、こういった方にとって有益な記事です。
1)上司や部下から好かれたい
2)お客様や取引先から好かれたい
3)友人や好意を寄せている人に好かれたい
①相手の名前をできる限り会話に出す事
会話の中で相手の事を指す表現は「あなた」や「君」、乱暴な言い方で言うと「お前」など色々あると思います。
「へ〜なるほど〜君はどうなの?」とか、「あなたはその後どうしたの?」等ですね。当然「お前」という表現は避けた方がいいのは当たり前として、君やあなた等の表現を相手の名前に置き換えるだけで随分印象は変わってきます。
「へ〜なるほど〜佐藤さんはどうなの?」とか、「幸子(サチコ)はその後どうしたの?」みたいな言い方ですね。
どうでしょうか。相手から見てなんだか自分の話に強い関心を示してくれているような気になりませんか?
実際の会話においては「きみ」や「あなた」などの表現を使うことも少ないので、意識的に相手の名前を会話の中に盛り込んでいきましょう。正直ただの挨拶でさえ「おはよう!」というよりも「鈴木さん!おはよう」というだけで相手からの好感度合いはかなり上がってきます。
相手の名前を呼ぶとなぜ好感度が上がるかですが、自分の名前を呼ぶ=自分の事を認めてもらえていると感じて好感度が上がるそうです。これを心理学的にいうと「ネームコーリング効果」と呼びます。
②インタビュアーに徹する事
人間は誰しも自分の事が大好きであり、相手の事には関心がありません。したがって相手の話を聞くよりも自分の話を聞いてほしいと考えています。
一方的に自分の話ばかりする人で多くの人から好かれている人を見たことがありません。この原理原則を常に意識してください。
その為、相手との会話では常に貴方は「インタビュアー」として振る舞う必要があるという事です。
(悪い例)
友人「昨日久しぶりに映画にいったよ」
貴方「へ〜そうなんや?何見たん?面白かった?」
友人「◯◯っていう映画で、結構面白かったで」
貴方「あ、あれ映画化したんや?俺あの原作の本は見たことあるんやけど、あれが面白かったんなら、他にもっとおすすめのやつあるで!それはな・・・」
友人「へ〜そうなんや〜」
上記のような会話って結構やりがちじゃないですかね。果たしてこの後友人は貴方の話しを興味深く聞いてくれそうでしょうか。
(良い例)
友人「昨日久しぶりに映画にいったよ」
貴方「へ〜そうなんや?何見たん?面白かった?」
友人「◯◯っていう映画で、結構面白かったで」
貴方「お!あれ気になっててん!面白かったんや!どんなところがおもろかったん?ネタバレせんレベルで教えてーや!」
友人「日本映画にしてはアクションがめっちゃ本格的でな!出てる俳優もな・・・」
どうですかね?貴方が友人の立場ならストレスなく会話を楽しめるでしょうし、相手に対しての好感度も上がるのではないでしょうか?
人は自分に関心を寄せてくれる人にだけ好意や信頼感を持つ生き物です。ですので、自分の話しは最低限にとどめるようにして、相手が気持ちよく話せるようにインタビュアーに徹しましょう。
③”感情”の共感を大事にすること
人は相手に何かを話すときや相談をしているときは、「解決策」を求めているのではなく、共感を求めています。
そして、その共感についても、ただの事実ベースでの共感ではなく、感情の共感を求めている事が多いです。
(かなり悪い例)
友人「昨日上司にいきなり残業頼まれてさ。いっつも急にいってくるねん。」
貴方「え〜マジか。てか、それが続くようなら上司の上に言ったら?そういうのはさらに上の上司にいうのが一番やで?俺も似たような経験あって、その時に何をしたかっていうと・・・」
友人「そ、そうか〜なるほどな〜」
これは最悪のパターンですね。友人は別に具体的な解決策に困っていたわけではないので、状況をよく知らない人から付け焼き刃的なアドバイスを求めていません。しかも途中から会話を乗っ取っていますよね。私ならもうこの時点で帰りたくなります。
(良くも悪くもない例)
友人「昨日上司にいきなり残業頼まれてさ。いっつも急にいってくるねん。」
貴方「え〜マジか。その上司最悪やな。いつも急に言ってくるん?やばいな。」
友人「そうやねん。マジでないわ〜」
どうですかね。まだ会話としてはストレスなく展開できるのではないでしょうか?悪くはないのですが、相手から好感度を上げていきたいなら、もう一工夫しましょう。
(良い例)
友人「昨日上司にいきなり残業頼まれてさ。いっつも急にいってくるねん」
貴方「え〜マジか〜きっつ〜、そんなん予定あったら終わりやん。俺なら耐えられへんわ〜よう頑張ってるな〜」
友人「そうやねん。マジでしんどいで!この前もな・・・」
どうでしょうか。自分の「大変だった」「辛かった」という気持ちに共感してくれた場合の方が相手の印象が上がりやすのがわかると思います。
終わりに
いかがだったでしょうか。
繰り返しになりますが、人は「自分の事が一番大事な生き物」ですので、相手の話を聞くよりも自分の話を聞いてほしいものです。
そんな事はない。と思う方もいるかもしれませんが、少なくとも相手はそうだという可能性の方がはるかに高いのです。
集合写真でも一番初めに探すのはいつでもどんなときでも、全員が「自分」のことです。それだけ他人に興味はないのです。だからこそ自分に関心を寄せてくれる人に人は強烈に惹かれます。
本記事が大事な方に好かれたいと考えている方のアドバイスになれば幸いです。
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